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エントロピーとエンタルピー

 投稿者:五十嵐 秀夫  投稿日:2015年 1月20日(火)11時40分47秒
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      エントロピー(entoropy)とエンタルピー(enthalpy)のハナシ(話)
                                                                            五十嵐秀夫

 私の高校時代に、物理の先生が「エントロピーとエンタルピーについて」一度だけ講義なされ、「結局は、人間はいつか死ぬのです。」という言葉が気になり、どことなく妙にそれらのことが耳に残っておりました。。
その時は、『難しい話で、大学に行くと、こういうことも勉強することになるのかな?』という程度で過ごしましたが、時折ふと、それを思い出すのです。
 最近、またエントロピーとエンタルピーのことが気になり、インターネットで調べると、その説明が載っておりました。
「エントロピー」と「エンタルピー」は1850年にドイツのルドルフ・クラウジウスという物理学者が提唱したものです。
 その説明によると、
熱力学的なエントロピーとは、「温度が高い物質と低い物質が接触したとき、必ず熱は高温の物質から低温の物質へ伝わる。」「絶対温度がTの物体がQの熱量を受けたとき、物体間のエントロピーはQ/Tだけ増加した」と定義する。
統計力学では、エントロピーとはある系がどのくらい平衡(物体または物質に変化を起こす原因がありながら、それらの効果が相殺し、一定を保っている状態。力学的平衡・熱平衡など。) に近いかをいう尺度である。あるいは、系の無秩序さの尺度である、と言い換えることもできる。
 他方の、エンタルピーはギリシャ語の「あたたまる」という意味からきており、全熱エネルギー(熱含量)のことで、熱力学の系が、系とその環境との間で伝達し合うために持っているエネルギーの量がエンタルピーである。(示量性状態量の一つ)
化学反応での、系のエンタルピーの変化は反応熱となる。液体から気体への相転移での、系のエンタルピー変化は気化の潜熱となる。
ということは、鍼灸の経絡・気血水の流注現象、陰陽五行理論に私として当て嵌めて言うと、こういう答えになります。
 以前、私が東北鍼灸学会学術大会で人迎脈診について発表した折の一覧表を思い出して下さい。
あの時でも?私は経絡における気血営衛を考えておりましたが、経気・経血の他に[経水]もあることの認識を少々欠いておりました。
人体の約7割は水で出来ている、という事の重大さを忘れていたようです。
鍼灸・漢方いずれも「汗」「吐」「下」を重視しますが、これらも水分の多少と関わります。「汗」という水分も気化熱と関係しますし、「吐く」息にも水蒸気が含まれ、「下」の大小便にも水分が関わっております。「大小不利」や「裏急後重」にも診察・診断において水分の多少が注視されます。
水分が変化したと思われる血と気だけでなく、「水」をより重視すべきではないのか。
「水」を踏まえた上での「多血多気」「多血少気」「少血多気」なのです。
 ここで経絡の流注を考える時、素問・霊枢の編纂に取り組んだ方々は互いが持っている共通の認識を間違いなく、それぞれの手の指で伝え合っていた、と思っております。(素問、霊枢いずれも共通した認識で表現されております)
 左手の人差し指、中指、薬指、小指は普遍・共通のものです。
 左手小指の第1関節を手の太陰肺経(多血少気)(金)⇒左手薬指の第1関節を手の陽明大腸経(多血多気)(金)⇒左手中指の第1関節を足の陽明胃経(多血多気)(土)⇒左手人差し指の第1関節を足の太陰脾経(多血少気)(土)ここまでは3倍の水圧とみなします。
 左手人差し指の第2関節を手の少陰心経(少血多気)(君火)⇒左手中指の第2関節を手の太陽小腸経(多血少気)(君火)⇒左手薬指の第2関節を足の太陽膀胱経(多血少気)(水)⇒左手小指の第2関節を足の少陰腎経(少血多気)(水)ここまでは2倍の水圧とみなします。
 左手小指の第3関節を手の厥陰心包経(多血少気)(相火)⇒左手薬指の第3関節を手の少陽三焦経(少血多気)(相火)⇒左手中指の第3関節を足の少陽胆経(少血多気)(木)⇒左手人差し指の第3関節を足の厥陰肝経(多血少気)(木)ここまでは1倍の水圧とみなします。
 すると、4本の指全体を見てみると、どうでしょう?
 4本の指の第1関節部は、小指のが太陰肺経、薬指のが陽明大腸経、中指のが陽明胃経、人差し指のが太陰脾経これらが3倍の水圧で血・気量は流れて行き、
 続いて4本の指の第2関節部は、人差し指が少陰心経、中指が太陽小腸経、薬指が太陽膀胱経、小指が少陰腎経これらは2倍の水圧で血・気量が流れて行き、
 引き続き4本の指の第3関節部では小指が厥陰心包経、薬指が少陽三焦経、中指が少陽胆経、人差し指が厥陰肝経これらが1倍の水圧で血・気量が流れて行き、
 3倍~2倍~1倍と流れるに従い(3倍の水圧・位置[ポテンシャル]エネルギーが3分の1ずつ減少する毎にエントロピーは3分の1ずつ増加する。そのエントロピーの増加する力が五行の循環エネルギーとなり相生・相克関係が成立する。
 多血多気は3、多血少気は2、少血多気は1。血管系の閉鎖(閉じている血管)中を心中から動脈血は脳~四肢末端まで流れ注ぎ、同じ量だけ静脈血として中心へ戻ってくる運動も循環エネルギーを証明することになります。)、 同時に肝経(木)胆経(木)、心経(火)小腸経(火)、脾経(土)胃経(土)、大腸経(金)肺経(金)、膀胱経(水)腎経(水)と五行の循環に繋がって行きます。
 巧妙なことには!木・火・土・金・水の1循環だけで終わらずに、心包経(相火)三焦経(相火)へと流れ注ぎ、この2経は膜機能として水と木の間で働き、引き続き胆経(木)肝経(木)に繋げて五行(木火土金水)の循環が絶え間なく終わらずに続けるべく機能・功能(良い結果をもたらす働き)しているのです。
 何と!素問・霊枢の作者達・鍼灸理論家・鍼灸臨床家は西洋科学・西洋医学に先んずること2千年以上前からエントロピーとエンタルピーを理解して、人体に当て嵌め、陰陽五行理論に巻き込んで理解していた、ということです。
 鍼灸専門学校に通学中より、経穴学・経穴理論で何故、流注が肺経から始まり肝経で終わるのか、この流注は2千年以上前から変化無く、変化が無いということは真理であることとして、現在も誰も文句も言わずに認めているのが私には不思議でなりませんでした。
 2千年以上前の中国の知恵者!その能力の高さ偉大さに改めて敬服しております。
 何故?木火土金水の中の(火)を(君火)と(相火)に分けたのか?何故五行(木)(火)(土)(金)(水)の次に(相火の心包経)が来て次に(相火の三焦経)が来て、胆経⇒肝経で終わるのか、これらも理解出来ず、判らないままでした。
 ところが、ここにきて閉鎖系(密閉された)内燃機関(エンジン)は永久に動き続けることが出来ない。(生・老・病・死がある)
陰陽論、五行理論だけでは治療にならない、陰陽・五行理論の組み合わせで治療が成り立つ。この二つが無いと治療方法が確定しない。これらもようやく判るようになりました。
 それと、12正経と奇経8脉との関係も、この流注を覚えれば、一目瞭然となります。肺経の列欠(任脈)と腎経の照?(陰蹻脉)、脾経の公孫(衝脉)と心包経の内関(陰維脉)、小腸経の後?(督脉)と膀胱経の申脉(陽蹻脉)、
三焦経の外関(陽維脉)と胆経の臨泣(帯脉)これらの+(プラス)-(マイナス)の組み合わせまで了解できます。(ようく御覧なさい)
 ここで、誤解のないように、心包経と三焦経についての持論を少し述べておきます。
心包も膜(漿液膜という説もあります)、三焦も膜(私は上焦は横隔膜以上の胸郭、横隔膜が心臓・肺が下の内臓と混ざらないように隔てながら呼吸機能を果たしている)。中焦は大網(Great Omentum )胃・腸などの内臓を保護する膜、腹筋の内面と内臓が直截触れないようにする膜です。下焦は後腸間膜・後腹膜(腸を支持し、血管などを保護している)を代表例として、具体的には皮膜・角膜・網膜・鼓膜・鼻粘膜・筋膜・血管膜・骨膜・関節膜・髄膜等々全ての膜機能が三焦経の支配・作用と理解しております。
これを理解することにより、私は12経絡・経脈と8奇経・経脈の合わせて20経絡・経脈の流注・意義が理解出来るようになりました。
 長ったらしくなりましたので、この続きは後日にまた行いたいと思います。
ともかく、現代西洋科学に於ける物理学・熱力学の理論を用いて、東洋医学・経絡・陰陽・五行理論を証明・実証することが出来る若手鍼灸師の出現、活躍を期待・祈念致します。

※三焦経の上焦・中焦・下焦それぞれを古典では
霧(1大気中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象。2 液体を細かい水滴にして空中に飛ばしたもの。)
漚[オウ](ひたす)
瀆[トク](穴が空いて、水を抜き出す溝、通水路・通水溝)
三焦を決瀆の官と名付けられたのも諾(むべ)なるかな。
(また、上焦を同化作用・場、中焦を中間代謝作用・場、下焦を異化作用・場とする理論家・臨床家もおられますが、それぞれの場面とその働きを持つのは膜です)
 
 
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