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温灸の研究もお勧めします
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 5月27日(土)04時42分33秒
私は温灸を研究して30年以上になります。
私は鍼灸治療において高校生の時から学んで来ました。
高校時代から最初の師匠となった斉藤 明(救運閣の院長)先生が使っていたのは
温灸用のモグサをごま油で耳朶ほどの硬さに練り、直径1.5cmくらいの団子状にした物でした。
それを経穴(ツボ)の上に乗せて、直径2cm、厚さ3mmくらいに押し潰し、
その上に温灸用のモグサを手の親指大、三角錐状にして載せて火を付けます。
すると、煙を立ててモグサが燃えて、ごま油を吸って更に燃えます。
5分ほどの時間で、灸点部が温まり、患者が「熱い」と感じた時点で取り除き、
瀬戸皿にひっくり返して火を消します。
火を消した残り物は採っておいて、更にごま油を加えて再利用します。
これはなかなかのスグレモノで、気持ちが良いので患者は増えます。
しかしながら、
それが出す煙は光化学スモッグそのものであり、
斉藤師匠は蛇腹ダクトの様な排煙装置を用いて対策しておりましたが、
私が開業して約2年後に60代半ばで肺〜肝臓癌で亡くなりましたので、
以来、私はその使用を止めました。
その後に色々な温灸を試してみましたが、
胡麻団子の温灸に代わるものとして私が探し当てたのはマイクロ波の治療器でした。
マイクロ波は電子レンジの様に金属に当たるとその金属は熱を帯びます。
背部愈穴に鍼を立て、マイクロ波を照射すると鍼が熱を帯びて熱くなります。
約5分ほどの照射により、胡麻団子の温灸と同等かそれ以上の効果を出します。
現代の鍼灸治療の実際では「鍼」の研究は進んでいる様子ですが、
「灸」の方はあまり実際的でなくなって来ているようです。
「鍼灸」の治療では、
鍼だけに偏るのではなく
「鍼」と「灸」との両面から行われなければならないのではと思っております。
思い出話ですが、、、、
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 3月31日(金)05時34分49秒
編集済
これは、私見として、「思い出話」ですが、
私は昭和24年生まれで、
私が小学生の頃に母親が鍼灸の治療を受けていたこともあり、
私も中学生の頃から柔道で痛めた手・足・腰の鍼灸治療を受けて、
鍼灸・東洋医学に興味を持ち、19の春から鍼灸の道を志しました。
昭和48年に東洋鍼灸専門学校を卒業すると同時に山形県上山市の生家で開業し、
即、(社)山形県鍼灸師会の前身である山形県鍼灸治療学会に入会しました。
同時に、「青年部長になりなさい」と当時の阿部大三郎会長に命ぜられ、
翌年の全国青年部長会議にも参加しました。
その頃は日本鍼灸師会青年部の創生期で、
名古屋〜大阪〜東京での青年部部長会議に参加してみて、
日本鍼灸師会というところは矛盾の多い団体だな、と思いました。
当初、黒須先生や出端先生が青年部を卒業?して日鍼会の本部に格上げされ、
青年部長は青年部会の長というだけで日鍼会の理事でも何でもなくて、
当時は青年部長ではない福村先生が日鍼会の青年部担当理事をしており、
青年部で決定した事項が肝腎の日鍼会に伝わらないシステムになっていました。
青年部長としての3年が 過ぎた頃、
JC(日本青年会議所)が定年を35才としたことなどもあってか、
日鍼会青年部でもそれまでの40才の定年を35才とするような動きになりました。
青年部長会議の定年を決める席上で、
「鍼灸の世界では40〜50は洟垂れ小僧(ハナタレコゾウ)と言われているから、
35才を定年にするのではなく、逆に定年を45才〜50才まで延長するように。
場合によっては55才までにしても良いのではないか。」
という意見を述べたところ、他の部長たち全員から笑われて、
結局、35才に決まりました。
(今、思い出すに、それは日鍼会の青年部を弱体化させる罠[ワナ]だったのです。)
私の戦略/戦術としては、「日鍼会を青年部で乗っ取ること」にありました。
(今、思い出すと、危険思想家?の様な存在だったかもしれません)
50才までを青年部とすると、日鍼会会員の過半数は青年部員となり、
青年部長が日鍼会の会長にもなれるし、
青年部で決定した事柄は日鍼会でも可決出来ることになります。
青年部で日鍼会を牛耳れるようにすれば、日鍼会の進歩発展も早かったでしょう。
あの頃の私の考えを理解してくれていれば、
石川の中村先生も40代で日鍼会の会長に納まり、力を存分に発揮できたことでしょう。
その後、山形から日鍼会の様子を眺めていましたが、
中村先生も佐藤先生たちも、結局は日鍼会の抱える矛盾に押しつぶされてしまいました。
矛盾の上にアグラをかいて過ごしている本部の連中?にしてやられた、という状況でした。
私は、東北青年部集会だけでも立派にしておくべきと考え、
東北鍼灸治療学会学術大会の前年に東北青年部集会を開催し、
翌年の学術大会では青年部員が中心的な働きをするように仕組み、
私が40才代で過ごす間までは上手く行きました。
しかし、
6〜7年前から、東北の青年部も弱体化し始め、
最近では、岩手県鍼灸師会青年部は消滅してしまいました。
山形県鍼灸師会としても、
青年部長をした者が本会の理事者として総会で選任されるように仕組んであり、
(特別に「裏工作」しているのではなく、
「青年部の方々で話し合って、部長を理事として選出してみてはどうか、」とお勧めしております)
理事会と青年部員との意思の疎通は、ある程度、上手く行っておりますが、
最近、女性の会員も増えて、「女性部」が新設されたことから、
女性部部長が理事者として選任されることも予想され、
今後はどうなることか、心配しております。
このような場所に、長々と思い出話など書いて申し訳ありません。
これからでも遅くありません。
日鍼会青年部の方々には、戦略と戦術を研究して頂き、
日鍼会の本部を更に一層強化・発展させて下さいますよう、祈ります。
愛鍼嘉灸羅様へ
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 3月31日(金)04時05分56秒
編集済
[戦略・戦術を当てはめると 投稿者:愛鍼嘉灸羅] 様へ
> 小児の川崎病で知られる川崎富作先生は
>「医療は暖かく、医学は厳しく」を座右の銘にして居られるそうです。
>医療を暖かくするという戦略のために、
>医学を厳しくという戦術が必要ということでしょうか。
人生の戦略はその人個人の自由です。
「医療は暖かく、医学は厳しく」というのは単なる座右の銘で、
戦略とは言えるかどうか、判りません。
>医療に携わるものの戦略戦術は本来これだけでよいはずで、
>それを保障するのが政治家の戦略であるべきです。
「医療」の世界は分野別だけでも幅が広く、奥行きも深いものがあり、
例えば、人体に関わることで「モルモット」だけを扱っているお医者さんもおります。
戦略には、主観系と客観系との二面性を持つもので、
また、例えば、
主観として「日本一の鍼灸師になる」ことを人生戦略に据えれば、
客観的には「鍼灸」で日本人の如何なる病気も治癒することが出来れば「日本一」と言えるでしょう。
> しかし、
>政治家が見たり、聴いたりできる範囲は限られておりますので、
>我々の想いが何処にあるかを示さなければ気が付きません。
政治家が全ての事を知り尽くす必要はありません。
我等鍼灸師の思いが何処にあろうと構わないのです。
政治の目的は決まっております。
「国民(住民)の福(しあわせ)祉(しあわせ)の実現」というのが政治目的となります。
>それを知らしめるのが日鍼会の戦略であるべきです。
「日鍼会の戦略」というのは定款におよその事が示してあると思いますよ。
>そのために、
>このようなITを利用して政治家に出来るだけ大きな音を聞かせる
>という戦術が必要に成るのではないかということです。
「IT」(情報技術)というのは、かなり注意してかからないといけません。
例えば、
今言われているインターネットの活用についても、
インターネットという情報技術は
本来は米国の軍事目的に開発された戦術の一つです。
当初は米国の大学など教育・研究機関に先ず解放され、
その後、世界中に戦術として解放されているものであって、
現在も米国国防総省が世界中をそれで監視しております。
(その目的で7つの人工衛星を打ち上げていると言われており、
このホームページもそれを介して全て覗かれている、と思うべきです。
日本と米国とは海底ケーブルででも直接に繋がっていると言われております。)
> 邯鄲の歌の故事のように、
>一般の鍼灸師がこんな事を考えないで済む世の中が理想なのではありますが。
「邯鄲の夢」のことと思われますが、
コオロギや鈴虫などの小さな虫の夢みたいなことではないでしょう。
私たち鍼灸師が理想と現実の二面から見据えてかかるべき事柄であります。
戦略・戦術を当てはめると
投稿者:
愛鍼嘉灸羅
投稿日:2006年 3月24日(金)01時03分23秒
小児の川崎病で知られる川崎富作先生は「医療は暖かく、医学は厳しく」を座右の銘にして居られるそうです。医療を暖かくするという戦略のために、医学を厳しくという戦術が必要ということでしょうか。医療に携わるものの戦略戦術は本来これだけでよいはずで、それを保障するのが政治家の戦略であるべきです。
しかし、政治家が見たり、聴いたりできる範囲は限られておりますので、我々の想いが何処にあるかを示さなければ気が付きません。それを知らしめるのが日鍼会の戦略であるべきです。そのために、このようなITを利用して政治家に出来るだけ大きな音を聞かせるという戦術が必要に成るのではないかということです。
邯鄲の歌の故事のように、一般の鍼灸師がこんな事を考えないで済む世の中が理想なのではありますが。
城野 宏先生の「戦略と戦術」を載せました
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 3月23日(木)12時01分36秒
余計なこととも思いましたが、
故 城野 宏 先生の戦略と戦術の比較を掲載しました。
これまで
戦後の日本では政策的に「戦略と戦術」の教育をして来ませんでした。
戦前・戦中は国策として「殖産興業・富国強兵」を掲げ、推し進めてきました。
現在の日本では、
終戦後60年を過ぎて、戦略と戦術の区別さえ付かない国民が大多数となりました。
日本の政治家の大半は、
日本をどうするか、国内的にも国際的にも国家戦略を打ち立てられない様子です。
今の政治家もそういう教育を受けていないのですから仕方がないのかも知れません。
米国にしても中国にしても、
明確に戦略と戦術の区別を付けて国内外の政治を行っております。
日本では
マスコミですら本当は「戦術」と表記すべきところさえも「戦略」という文字を使い、
これらの文字の区別すら為されていません。
その様なこともあり、
国内の教育も、もはや手の付けられない状況に追い込まれつつあります。
例えば、
「技術」と「技能」について(それらの違いは以前に述べました)
「技術」は文部科学省の所管とし、
「技能」は厚生労働省の所管としてあるようです。
鍼灸の学校では「技術」として生徒に教えて、
「資格」は「技能」として厚生労働大臣が与える、ということです。
辻褄が合いません。
日本国の教育とは、
「知識とか教養は無いより有った方が良い」というような程度で授けております。
「技術」として、もしくは「技能」として職業に活かせるように教育を授け、
社会人になったら一気にそれらを発揮できるようにする、という様な教育ではありません。
そんなふうで、
国家官僚は「医療」における「戦術」要員として
鍼灸師を「技能」労働者として使いこなそうという企画が見えておりますが、
その手(戦術)に載せられるようでは
鍼灸師、鍼灸業者の勝ち目は全くありません。
戦略目標(例えば、「北京を目指す」とか)を明確に示しておくことです。
戦略を先ず打ち立てて進めることです。
それが無いと、戦術としてどうするか、判断できなくなります。
(例えば、
丸木船を使って「北京」に行くのか、
豪華客船に乗って「北京」に行くのか、
飛行船に乗って「北京」に行くのか、
ジェット飛行機に乗って「北京」に行くのか、
時間と予算などとの計算でその中から選びさえすれば良いことになります)
その戦略目標が無いと、
それぞれの切符売り場で
ニュウーヨーク行きの切符を買ったり、
ロンドン行きのチケットを予約したりする
バカみたいな人が出てきます。
先ずは、
戦略と戦術の区別を付けて頂き、
それから鍼灸師の方々各自で、自分はどうするか、
情勢判断を磨いて各自の自由判断でお進め下さい。
かく言う私も「論理的でない、原則を持たない日本人の典型のようだ」とよく言われておりますので、
ここにこのようなことを書く資格は無いのかもしれませんが、、、、
(戦略が無いと肝腎の「脳」が動かない・働かないという、城野宏先生の教えです)
城野 宏先生の戦略と戦術の比較
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 3月23日(木)10時53分57秒
編集済
前提:戦略が無いと脳は動かない!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
戦略と戦術の比較
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
戦略とは、
1:最も中心的・本質的・根本的な位置にくる目的・目標・方針をいう。
(最高戦略 長期戦略 中期戦略 短期戦略 問題戦略 を含む)
2:根本方向は二者択一。
(現状打破か、現状維持か 拡大発展か、滅亡衰退か 楽しみの人生か、嘆きの人生か)
3:めったやたらに変化させない、譲らない。 (原則を指す)
4:決心・覚悟が伴う。 (意志決定・決断・内なる意志を貫く)
5:簡単明瞭 (具体的で誰にでもわかり、すぐ行動できる)
6:社会的使命感に裏付けられるもの(私・貴方、そして皆が賛成し喜ぶもの)
7:戦略は大胆に。(ロマン、夢、理想)
戦術とは、
1:戦略を達成する為の方法・手段・やり方、をいう。
(具体的行動・計画:何時・何処で・誰が・何を・どのように・何時まで、するか)
2:戦術は無数にある。
固定しないこと。 (代案があり、 二者両立させてよい。 固定すると発展しない)
3:人に応じ・時に応じ・場に応じて変化させてよいもの。
臨機応変。 (非原則をいう)
4:戦術に失敗は無い。
(経験・体験を積んだだけ)
5:時間と計算で成り立つ。
(戦術上の議論は必要ない。選べばよい。)
6:戦術は積み上げ。手と足と口を駆使して。
(10日で止めるか、100日続けるか、の差)
7:戦術は細心に。
(点検と確認。 人情の機微に迫る)
目指すは予防医学・健康医学!
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 3月 5日(日)05時17分45秒
「鍼灸を本当に役立てるために!」を読んで、同感でありますが、
日本の政府がどうのこうの、医師会がどうのこうの、言っても始まらないのではありませんか。
日本鍼灸師会はこれまで医師の尻を追いかけてきました。
日本の法律の下では、鍼灸師は医師に追いつけるわけがないでしょう。
逆立ちしても無理です。
あそこがこうなっている、誰かがこうしている、
などという状況分析をしてばかりいても何にも進展しません。
「指をくわえて見てるだけ」に等しい。
私たち鍼灸師も、治療する時だけでなく、
自分はこうする、という情勢判断能力を養う必要があります。
我等鍼灸師は日本の医師が出来ないところで生き延びる戦術を考えるべきではありませんか?
医師は病気でない人を治療することはありません。
鍼灸師には未病の人まで治療することが出来ます。
健康な人をより一層健康にする技術も鍼灸は持っております。
鍼灸師の力で行う予防医学・健康医学を確立させるべきではありませんか?
現在は人の生命を与るとする西洋医学が現代医学の中心となっておりますが、
米国における調査結果としての報告によれば、
現代医療は死亡率に関して1割程度の機能を果たしており、
不健康な生活習慣ないし行動様式が死亡率の半分を占め、
人間遺伝学的要因と環境要因がそれぞれ死亡率の2割を占めている、
といわれております。
これは、日常の生活をする中での健康を考えることが必要で、
病院に行って健康になることに無理がある事を示しております。
私が思うに、
行政の本分とするところは医療ではなく、国民・住民の健康を保つ保健にあります。
医療というのは「公的企業」という認識が大事で、
保健行政に専念するのがこれからの政府の取り組みになるかと思います。
医療に頼った国家行政は破綻を招く可能性がありますので、
医療にだけ頼るのではなく、受け身の保健行政ではなく、
もっと前向きに取り組む姿勢が大切と考えます。
日本の官僚は頭が良いですから、
ようやく?このことに取り組もうとしております。
現在の日本は教育の面で世界に遅れをとっており、
学校を出て、資格を持って社会に出たところで、何の役にも立ちません。
鍼灸学校卒業生を多数取り込んで、
各都道府県鍼灸師会は未病を治す力を発揮するべく団結すると良いでしょう。
私は山形県鍼灸師会の副会長の立場として、その様に考えております。
鍼灸を本当に役立てるために!
投稿者:
愛鍼嘉灸羅
投稿日:2006年 2月22日(水)01時04分50秒
編集済
鍼灸を生業としている者は西洋医学以外に病気を治すことができる方法があることを知っています。そして、中には西洋医学以上の効果を出すことが出来る疾患もあることを知っています。しかも、鍼灸は副作用がなく、快感を伴いながら治っていきます。たいそうな設備も要らなくて低コストです。
このような特長を持つ鍼灸が現代医療の中では代替医療とか相補医療と呼ばれるようになり準医療の地位を与えられました。しかし、真の実力、(潜在力)から考えれば、れっきとした医療として扱われるべきものであります。現在の状況は、明治の富国強兵の必要から、外科学のある西洋医学が戦陣医学として採用されたからです。
そして時は移り東洋医学の全体観による治療が見直されてきました。しかし、鍼灸は日影の存在でしたから、医療全体の中でどう活用していったらよいのかという視点で考えられたことはありませんでした。従って、養成制度や身分法など不十分であり、鍼灸の潜在力を存分に発揮できる状態にはありません。
「現場の本音」さんの仰るとおり実力を磨くことは必要ですが、本物の鍼灸師を養成するにはやはり充実した養成機関が要るのではないでしょうか。そして、病院内でもいつまでも科学的な(?)鍼灸が続くとは限りません。
本当に国民の健康保持に役立てるためには、実力のある鍼灸師を大量に養成する事が必要です。その為には、鍼灸を医療全体の中でどのように使うのかという方向を示す必要があります。鍼灸の担い手を託す優秀な人材を発掘しなければなりません。その為には保険医療として位置付けられ、責任と共に身分も補償されなければなりません。鍼灸師法は是非とも必要であると思います。
本当にそうでしょうか?
投稿者:
現場の本音
投稿日:2006年 2月21日(火)17時34分27秒
良いものは残ります。
技術も然り。
粗悪な術者は自然淘汰されるのが自然な流れです。
90年代、テーマパークが乱立した時代がありました。
しかし、質の低いテーマパークは採算が合わず閉園に追い込まれ、王道を行くTDLのみがその間にも入場者数を伸ばし、現在ではひとり勝ち状態です。
消費者は良いものであれば受け入れ、悪いものは拒絶するという自然の流れの良い例です。
鍼灸師が爆発的に増えたって、何も焦る事はないと思います。
本物だけが生き残り、技術のない者が淘汰されるのみです。
淘汰されるのは病院内で行っているような科学的な鍼灸です。
本流である東洋医学的な治療を行う鍼灸師は必ず生き残ります。
都合の悪いものを排除するのではなく、まず真摯に患者さんと向かい合い、己の技術の向上に努める事こそが求められているのではないでしょうか。
賛同する立場から
投稿者:
五十嵐 秀夫
投稿日:2006年 2月21日(火)04時21分36秒
(社)山形県鍼灸師会副会長・総務部長の五十嵐秀夫と申します。
県内IT委員の担当もしており、先日メールにより貴師会会長河野紘先生の御主旨を拝見しました。
また、これは山形県鍼灸師会のことですが、
現在、日本鍼灸師会本部より「県内の医療機関(大病院〜個人開業医)における鍼灸治療の実態調査」のような依頼が届いており、どう対応するか、会長と相談しているところです。
これは、私の勝手な解釈ですが、
一つには背景として世界規模で鍼灸医療が活躍・拡大・発展の流れがあり、
日本国政府も約10年ほど前から鍼灸治療の保険適用に本腰を入れ始めた様子です。
鍼灸専門学校は文部科学省管轄で、資格免許は厚生労働省で、という従来のあり方を変え、
出入り口を厚生労働省に整え、
中学卒業者でも段階的手順を踏めば鍼灸師の資格を取れた以前の状況から一変してしまいました。
そして、
鍼灸師等に高等教育を受けた者にだけ与えられる資格として、資格要件を整え、
「粗製濫造?」とも思われるような?鍼灸学校を乱立?させて、
毎年4,000人規模の卒業生・鍼灸・按摩マッサージ指圧師資格免許取得者が社会に送り出されている状況のようです。
10年後には新規40,000人の鍼灸師が活躍することになると予想されます。
これは私見として述べさせて頂きますが、(あくまで私見です)
ここで考えておかなければならない事柄が沢山あるように思います。
近年の日本国政府国内統治に問題があるのではないでしょうか?
一つには背景として省庁再編の仕方に何処か間違い・ミスマッチがあるようです。
私的には「文部科学省」と「厚生労働省」の編成によるミスマッチを感じております。
例えば、
英国(イギリス)では「教育雇用省」として、
学校で教育を受けた者は卒業して社会人となったときに即戦力になる教育を授けております。
これは、およそ西欧諸国では一般的であり、中国なども同様であるようです。
(世界中で日本だけが特殊な教育国になっているようです)
日本では、高等教育もしくは大学教育を受けた者が社会人になっても殆ど使いものになりません。
鍼灸学校もしかりであります。
鍼灸学校を卒業したからといって、
ハリ師・キュウ師の国家資格を持っていても「病気」など治せません。
技術が備わってないからであります。
自己管理・危機管理能力も無いに等しいと考えられます。
技術は、その人の背景や思想の中に哲学のようなものが伴っていなければ発揮できません。
技術として人が備えられるまでには、おそらく5〜10年は必要です。
(本当に優れた指導者が傍にいて徹底的に指導すれば話は違いますが、
その様な指導者は鍼灸学校におるのでしょうか?)
西洋医師が鍼灸治療を行うことは自由診療の範囲で可能かと思われます。
西洋医学・西洋科学の論理思考形態を備えて鍼や灸を患者さんに施しても、
現代の科学水準はそれほど高いものではないではと思われますので、
余り心配は要らないのではないでしょうか?
(物理学・化学は高いレベルにあると思います。
医療機械技術力は確かに我々鍼灸師の及ぶところではないと思います。)
問題は鍼灸師自体にのもあるように思えます。
鍼灸師は一般の知識人から見て「技能職人」の評価を受けております。
100年、1,000年一日のごとく「同じ作業として鍼を刺す、灸で焼く」のが[鍼灸師]という受け止め方のようです。
技術は「技術革新・技術改革」などという言葉の通り、拡大発展するものですが、
日本国内に素問・霊枢経を書いた人々を凌ぐほどの技術を持った鍼灸師はどれほど存在するのでしょうか?
例えば、「九鍼の技術」をそれぞれ患者さんの様態に合わせて施術出来る人がいますか?
我等鍼灸師は更に一層の技術力を高め、
鍼灸師同胞に一定水準以上の技術を備えさせ、
鍼灸師と西洋医師との技術格差が無くなるように努力して
広く国民一般に示すことが出来るようにすることが重要と考えます。
等々、この投稿欄に書くに余る他の沢山の事柄もあるのですが、、、
(保険医療制度にしても課題・問題山積みの状況です。)
おそらくは私も河野会長様と部分的には同じ考えを持つ者と受け止めておりますが、
そこで、
IT技術を用いて、それを戦術として駆使して
広く一般国民に鍼灸並びに鍼灸学、鍼灸学部門というのは如何なるものか知識を与え、
認識を高めて、覚えられるところまで進めて、
西洋医学と同等の医療として覚悟して治療を受けていただけるところまでの努力が必要かと思います。
全国都道府県にある鍼灸師会を活用しての
ITによる鍼灸普及には大いに賛成いたします。
(長々と書き込み失礼しました)
以上は、新着順91番目から100番目までの記事です。
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