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未組織鍼灸師の件

 投稿者:日鍼会会員  投稿日:2008年 6月 6日(金)00時57分45秒
  失礼いたします。

鍼灸師の免許を取得後、おおよその鍼灸師は勤務いたします。
勤務後、経験を積んで開業いたします。
未組織鍼灸師の殆どは、勤務鍼灸師です。

全国病院理学療法協会というのがあります。按摩師などに、PT機能を付与する伝統のある機構です。業団は、このような形態を取るのが良いと思います。
免許取得後、業団に所属し研修を修了すると、PT機能が付与されます。これなら、医療機関への就職にも有利になります。勤務鍼灸師を組織できます。レベルを上げることも出来ます。

このような特典のある研修を業団が実施できれば、魅力が高まりませんか。

介護予防運動指導員などの資格も、今は、鍼灸師会など、せこくお金を取って講習を主催しておりますが、会員には、無料で受講できるようにすべきです。資格を取れるということになると、新入会員は大幅に増加いたしましょう。
あるいは、受講試験を設定して足きりをすれば、レベルアップの効果も見込めます。

病院勤務鍼灸師は、業界の癌だ、などというひどい方もいらっしゃいますが、これは間違いです。
病院勤務が、実は一番為になる「卒後研修」です。
医療の実際を知り、その上で、鍼灸が勝るところを考え実践出来るようになるのだと思います。

業団の卒後研修は、言い方は悪いですが、資格をエサに、免許者のレベルを上げて、医療機関に送り込むためのもので良いのではないでしょうか。
見込みのある者は、勤務の間に多くを学びます。見込みの無いものは、どの道なにも学ばず、何も掴みません。
資格を与えて(PT機能、介護予防運動指導員など)、放り出すのが、どの道自己研鑽が必要な「鍼灸使い」には一番良い卒後研修ではありますまいか。

鍼灸を使いこなすためには、現行の医療を知らねばなりません。これは医療人として必須です。
この上で、「気」でしょう。でなければ、不気味で危険な資格からの脱却は叶いません。
「鍼灸医」なぞ夢と消えます。
 
 

鍼灸師法(4)

 投稿者:河野 紘  投稿日:2008年 6月 2日(月)00時03分21秒
   私は鍼灸を生業として30年になりますが、政治的なことは全くの素人です。鍼灸師法が実現可能かどうか見当も付きません。しかし、鍼灸師法の制定を願っています。日鍼会が鍼灸師法制定を目指して設立され60年近くになりますが、未だ実現しておりません。これは我々の努力が足りなかったためであると思います。それ故、ない知恵を絞りとにかく世の中に発信していかなければならないと考えてこの掲示板を始めました。
 ようやく、貴方のように元気のいい方に投稿していただけるようになりました。これを是非とも大きなうねりにしていかなければなりません。とことん議論していきましょう。
 私は基本的に、現実の鍼灸はそんなに力を持っていないと考えております。鍼灸が圧倒的な治癒率を示すことが出来れば、骨接ぎや、無資格者のカイロ、整体等がこんなに流行ることはないと思います。現在、開業鍼灸師は約8万人ぐらいでしょうか。その内、組織に入っているのはせいぜい2割ぐらいでしょう。しかし鍼灸そのものへの評価の鍵は大多数の未組織鍼灸師が握っています。これらの方々へのアプローチも大いなる問題です。
 ですから現在、鍼灸は正当な評価を社会から受けていると思います。しかし、可能性は大いなるものがあります。本当に鍼灸の実力を引き出せば当然社会の評価は高まります。鍼灸大学も大分増えてきました。こちらは文科省から設立認可を受けていますのでインフラその他も相応なものがあると思います。益々充実させなければなりません。
 鍼灸師法の制定は容易ではないでしょうが、政治家や役人に理解を深めていただかなければなりません。また一般の方々に是非理解していただいて国民的な運動にまで高めたいものです。我々としては牛歩の取り組みにいらだちますが、このような状況の中で我々がとり得る方策を考える必要もあろうと思います。このような視点からも是非ご投稿下さい。
 

続けざまにすみません

 投稿者:日鍼会会員メール  投稿日:2008年 6月 1日(日)13時59分19秒
  鍼灸医師法の主眼は、

① いい加減な業界を形成している、日本の代替医療(鍼灸按摩のほか、骨接ぎ、カイロや療術など)の業界に、きちんとした教育研究基盤を持った資格を誕生させることが必要

② これら代替医療の中で、内容的に最も強力で発展性のあるものが「鍼灸」であるからこそ、鍼灸医が必要。鍼灸医は、骨接ぎなどの問題資格や、カイロなどの無免許療法も統括する「医師」でなければならない。

ということだと思います。
この為に必要なのは、
★1)教育機関の課程延長(6年制資格へ)とレベルアップ
★2)教育機関に附属病院を設置、卒後研修課程の制度化
です。

★1)の教育課程の内容やレベルアップなどに対しては、確かに各大学の自主的な努力に負うしかないもので、業界として何か出来る事は少ないかもしれません。業界として政治の力を引き出すといっても、中々効果的な働きかけは出来ないかもしれません。

しかし、★2)の附属病院設置には、業界のサポートが強力に効果を出せると思います。

鍼灸大学の附属病院設置は、卒後研修と免許者のレベルアップに必須。そしてこの病院設置には、国の後押しも必須。
これは、各大学が自主的に、他の医科大学や歯科大学などとの連携を行うことで、大きく現実味を帯びるため、鍼灸業界は、このような各鍼灸大学の働きかけを即し、業界としてサポートしなければならない。

このような前提に立って、政治力を発揮してくださるのが良いのではないでしょうか。
 

鍼灸師法(3)について

 投稿者:日鍼会会員メール  投稿日:2008年 6月 1日(日)11時36分10秒
  ①「経穴刺激法」であれば東洋医学的療法。
② 投薬も職掌に含めた「東洋医師」を目指す

大変素晴らしいお考えだと思います。
もろ手を挙げて賛同させていただきます。

他に、もう二点だけ、伺いたいことがございます。


1)骨接ぎの資格との関係は、どの様になさるお考えですか。

「鍼灸医(あるいは東洋医)」を作ろうとした場合、
骨接ぎが黙っているはずはありません。
骨接ぎ医」を言い出すに決まっています。

骨接ぎという資格は、固定法の専門資格ですが、
すでに社会的使命は終っております。
整形外科医に行くほうが、患者さんの為なのです。
食べていく為に、不法に慢性疾患に対して病名を偽造し、
療養費を食いつぶしています。
骨接ぎで不法におこなうマッサージや鍼灸などは、
「東洋医学」の名に値しない、別物です。
(都内の状況しか知りませんので、他所の県では
素晴らしい治療家の居られる骨接ぎもあるのかもしれませんが)

骨接ぎ医なぞが誕生できるわけも無く、また、そんなものは、
国民医療の癌にしかなりません。が、鍼灸医創設には、
かならず骨接ぎが絡んでくるのは間違いないことです。
この辺をしっかりお考えになっておられますか。

他業種との折り合いをつけることも、
新しい医者資格を作るうえで大変に重要な作業です。

「鍼灸医」の話は、
実現しなければ、どんな夢を語ったところで、なんの世の役にも立たんのです。
実現しなければ、どんな立派なことを言ったところで、たわ言なんです。
実現するためには、足を引っ張ってくる事が予想される相手に対して、
必要な手を打たねばなりません。これを打たないのは怠慢以外の何者でもありません。
どんな手を使っても、実現することが目的なんです。
夢を語ることが目的になっておりませんか。
大変失礼な申しようで、申し訳ありません。


2)教育レベル向上のインフラ整備について

これが、「政治の支援」のみで行えるものとお考えですか。
医学教育というのは、基礎となる自前の仕事(研究)があって、はじめて主体的に行えるもの  です。
つまりは、しっかりした自前の解剖学教室があってはじめて解剖の授業が成り立ちます。そう  でなければ、いまの鍼灸学校の「人からまた聞き」の一般常識医学授業と同じままです。

つまりは、しっかりした自前の生理学教室があってはじめて生理学の授業が成り立ちます。そ  うでなければ、看護学校や理学療法士等の程度の低い医療資格の養成校の「また聞き」授業と  全く同レベルの受身教育しか成り立ちません。これでは「~医」など養成できません。

インフラ整備とは、まともな解剖学教室、まともな生理学教室、まともな~教室、を立ち上げていくことです。まともというのは、研究者として必要な力を持った教授(研究費を獲得でき、研究プランを指揮できる人)の下に、きちんと仕事の出来る助手や学生が育ってはじめて形になるのです。教育のインフラとは、ご存知だと思いますが、「人」というソフトが先行するものです。これに付随する研究設備などが、ハードとしてのインフラなんです。
人が(チームが)成り立っていないところに設備のみ投入されても、死に器材が看護大学に山積みになっているのと同じ状況が現出されるだけで、馬鹿な税金の無駄遣いにしかならんのです。

一からこれを造るなら、どの様なタイムコース(何年くらいでどの程度の研究室群をそろえるか)を想定なさっておられますか。
申し訳ありません、私達若造から見ましても、実現可能な話しとして「鍼灸医」を掲げておられるとは思えないのです。

実現しなければなりません。そのためにどういう手が打てるのか、出来ることは命がけでなさねばなりません。実現が目的なんです。いくら頑張ったところで、実現を勝ち取れなければ、何の意味もありません。鍼灸医を実現できねば、人様の何の役にも立たんのです。

経験豊富な先生方の見込みを、お教え下さい。
 

鍼灸師法(3)

 投稿者:河野 紘  投稿日:2008年 5月29日(木)14時40分10秒
編集済
  書き込み有難うございました。私は、指導したり教えたりしているつもりは毛頭ありません。ただ、鍼灸師法について早急に制定することが是非とも必要であるとの想いから、このような書き込みを頂いたことに本当に感謝しております。私自身も想いばかりで未だ「法」そのものの骨格が出来ているわけではありません。そういうことで、このようなご提案をどんどん出していただければ一つの流れが出来て、鍼灸師法制定へつながっていくのではないかと期待しております。さて、



>① についてなのですが、お教え下さい。

「東洋医学的療法」と申しますと、新しい機器は使いにくくならないでしょうか。

レーザーなどは、鍼による刺し傷や、ヨモギによる火傷よりも、強力で有効な経穴刺激法として発展させられる可能性があります。



 東洋医学的療法とは東洋医学理論に基づいた療法であります。治療手段は、ヘン石から金属の鍼に変わったように、文明の進歩に伴って変化するのは当然のことだと思います。「経穴刺激法」であれば良いわけです。



>② の湯液使用については、すでに医者の職掌であり、自然、湯液抜きの資格を目指すのが現実的のような気がします。



 前回「② それに付随する投薬」 との記載がありましたので、薬を扱うという観点から考えると東洋医師として湯液も使用するという選択肢しかないように思います。ただ、穴位注射という技法もありますので、この辺は検討課題ということになりましょう。



>今のうちに、業団として歯科の分野に接近していただき、歯学生に対する鍼灸関連科目受講許可を取引材料に、鍼灸学生の基礎医学分野科目受講と卒後研修病院を確保していただきたいと、思うのです。



 果たして歯科業界が取引に乗ってくるでしょうか。歯科医が鍼灸を行うとすれば歯科医師法の改定が必要でしょうし、歯学生にとって鍼灸関連の科目の履修の上乗せは修業年限の延長を必要とすることになると思われます。仮に鍼灸業界と歯科業界の間で合意が出来たとしても、厚労省がそれを認めるでしょうか。

 基礎医学理論についていえば、コアカリキュラムの整備は進行しており、鍼灸大学で教育することも難しいことではなくなるものと思います。いずれにせよ、鍼灸治療は鍼灸師が担うべきであり、それに繋げるための鍼灸師法の制定であるべきで、そのためには基本的には鍼灸業界自身が努力する以外にないと思っていますが、ご指摘のようにインフラの整備や教授陣の資質の向上など、重大な問題がありますので、政治の支援を引き出すことは必要不可欠であると思っています。
 

鍼灸師法(2)について

 投稿者:日鍼会会員メール  投稿日:2008年 5月28日(水)07時55分51秒
  御指導有難うございます。

突然お邪魔して、がっついて教えていただいて、申し訳ありません。
先生のお考えは、

① 鍼灸医業を「東洋医学的療法」と定義(あはきと骨接ぎ)
② 資格としては、湯液を扱える「東洋医師」、もしくは湯液を扱えない「鍼灸医師」(←推奨)を想定

ということと、承りました。

① についてなのですが、お教え下さい。
「東洋医学的療法」と申しますと、新しい機器は使いにくくならないでしょうか。
レーザーなどは、鍼による刺し傷や、ヨモギによる火傷よりも、強力で有効な経穴刺激法として発展させられる可能性があります。
このような事は文言の話ですので、あまり重要ではないのかもしれませんが。

② の湯液使用については、すでに医者の職掌であり、自然、湯液抜きの資格を目指すのが現実的のような気がします。


★ 上記のような、「鍼灸医の姿」に対する華やかな空想は大変心も浮かれて楽しいのですが、
それよりも喫緊で深刻な実際の問題があります。
どんな鍼灸医を思い描くにしろ、現行の鍼灸学校での教育レベルが、絶望的に低いという事実です。今のままでは、現行医学を理解するのは無理ですし、ましてや現行医学に対する効果的な批判や、新たな治療法策の提示や、医学における新たな身体観の確立など、夢のまた夢です。今の学校をそのまま改組しても、卒業生は、誰にも「~医師」とは呼んでもらえません。実際に、素人レベルの一般常識医学しか学んでいないのですから、仕方ありません。かといって東洋医学的な技法や思考の効果的な教育法は確立されておりません。
すなわち、現在の学生は、卒業時点では、なんの専門家にもなり得ないのです。

そして、何よりも問題なのは、鍼灸学校の教育水準を実際に役に立つレベルの医学教育に引き上げようとした場合、大変なインフラや人的資源が必要だということです。これらを何も持たない、現在の殆どの鍼灸学校において、これらを一から作り上げるなど、絵に描いた餅のように思われます(それも素人画です)。

このため、我々同様に資格者飽和状態に苦しむ歯科医師業界とタイアップをして、歯学部で行われる医学教育を、そのまま鍼灸医学部に移植をするのがよいと思うのです。解剖、生理、病理といった基礎医学は、医学部でも歯学部でも獣医学部でも何でも一緒です。
歯学部の基礎医学分野の学科の受講を、鍼灸関連の学科の受講と取引するのです。

また、鍼灸医の卒後研修において、歯科大学附属病院において、1~2年の研修を行えるようにするのです。こうなれば、世の中に出てくる鍼灸師は、現在とは面目を一変いたします。

自前の附属病院を建設出来る鍼灸学校など殆ど無い現状で、一般の医学部附属病院に、鍼灸のレジデントコースを設定することは、まず不可能と思います。

また、歯医者に鍼灸は出来ないという前提は、すでにほうぼうでなし崩しにされております。
色々な東洋医学関連の学会でも、歯科医師の参入がすでになだれを打っております。
放っておいても、鍼灸技法は歯医者に侵食されます。

鍼灸師会には、今のうちに、業団として歯科の分野に接近していただき、歯学生に対する鍼灸関連科目受講許可を取引材料に、鍼灸学生の基礎医学分野科目受講と卒後研修病院を確保していただきたいと、思うのです。

以上、駆け出し鍼灸師の机上の空論です。
もしかしたら、力のある先生が、空論を具現化してくれるのではないかと夢想して、
駄文を連ねております。
もし少しでも、この歯医者取り込み路線に目があると思し召しましたら、どうぞ具現化に向けてのアドバイスをいただきたく存じます。
 

鍼灸師法(2)

 投稿者:河野 紘  投稿日:2008年 5月27日(火)18時52分40秒
  早速書き込みを頂いて有難うございます。
 鍼灸師法制定というテーマで議論されることが多いのですが、その内容について踏み込んだ議論が出来ておりません。ご指摘のように鍼灸医業の定義についても何もありません。ここのところは重要で改めて議論すべきと思いますが、「気」が解明されていないからといって物理療法と同じとしては鍼灸師法を作る必然性が失われますので、東洋医学的療法(鍼灸、手技を含む)としておくしかないと思います。法律は学術論文ではないのでこの程度でも良いのではないかと考えます。
 ここで私自身の頭の整理のためにも目指すべき東洋医学系の医療制度を鍼灸医師制度とすべきか、東洋医師制度とすべきかについて考えてみたいと思います。
 ① 湯液を含めるなら、東洋医師とすべきでありましょう。この場合はあん摩・マッサージ・指圧(柔整を含む)などの東洋医学系治療法総てを含みます。
 ② 鍼灸医師とした場合は①から湯液を除いたものとします。
 ①の場合は中国や韓国の制度に倣ったものに近く、②の場合は日本独自のものとなります。私見としては鍼灸を発展させるためには②の方が良いと思います。鍼灸は術の部分が大きなウエイトを占め、ある程度の技術を身につけるためには退路を断って修行する必要があると思うからです。
 歯科医師との連携のご提案はよく分かりません。歯科医師になるために6年間を必要としているのに、鍼灸を勉強する暇はないはずです。その歯科学生に鍼灸師の受験資格を与えることは出来ないでしょう。
 

河野先生

 投稿者:日鍼会会員メール  投稿日:2008年 5月27日(火)06時04分10秒
  若造の書き込みを寛大に受け止めていただいて、大変うれしいです。
当方の大先輩方にも、もちろん鍼灸師法についてのご見解を伺ってはおります。しかし、生意気かもしれませんが、なかなか要領を得ず、先生ほど明快なお話にはなりません。

私など、まだ免許取得後十数年(開業6年)の駆け出しですが、
未熟者で難しいことが解らない分、普通の感覚で鍼灸医師のあるべき姿を考えられると思っております(思い込んでおります)。

【【 1, 鍼灸医師の職掌としての「鍼灸医業」をどう定義するべきか 】】

・ どうせ当分「気」の解明はなされません。鍼灸医業の内容としては、
① 体表面への刺激を介した、疾病への介入技法一般
  (もちろん、レーザーなどの機器による刺激を含む。)
② それに付随する投薬

と、定義しておくのが適当ではないでしょうか。医学的基盤を持った鍼灸医師が業界を形成するようになれば、「気」の概念を通した身体観の解明や発展も、視野に入ります。
それまでは、鍼灸は物理療法でいいのではないでしょうか。
物理療法の専門医師として、伝統的に体系立てられた高度な物理療法(鍼灸)を、医療の各場面で活用していくことで、鍼灸技法を、正規の医療の中で、更に精錬された技法として育んでいくことが可能になります。

【【 2, 鍼灸医師の課程 】】

・ 現在、6年課程の資格は、医師のほか歯科医師、獣医師、薬剤師、があります。
患者を「診れる」のは、医師のほかには歯科医業を行う歯科医師だけです。
ここに、鍼灸医業を行う鍼灸医師を加えようというおはなしです。

他業種の反発を受けないために、既存の「限定医師」である歯科医師と連携するのが最良です。歯科医師も飽和状態で、鍼灸や代替医療への参入に活路を見出しております。

① 歯学部と、鍼灸医師課程の単位互換をする。
   つまり、所定の単位を取得した歯科学生は、鍼灸医師国家試験を受け、鍼灸医師
   を取得出来る。

→(鍼灸側の利点)

    基礎学科の教育体系を、歯科が今行っているものをそのまま頂ける。
  卒後研修に、歯科大付属病院を活用出来る。

  (歯科側の利点)

  歯しか診れない歯医者が、現在のように無理やり口腔疾患と結びつけずに
    鍼灸を出来るようになる。(全身診れるようになる)

② 現在の柔道整復師課程と按摩課程を、鍼灸医学部に吸収する。

→ 社会の害悪になりつつある柔整の受領委任払いの乱用を防ぎ、「療養費」
    自体が問題視されることを防ぐため、柔整の資格を廃止し、
    物理療法適応疾患に対する診断権を持った鍼灸医師による、
    診断に基づいた保険診療を確立する。
  鍼灸医師の過程に、整復技法を取り入れ、技法の損失を防ぐ。


こういう形が妥当ではないかと思いますが、どうぞ、ご教導下さい。
 

鍼灸師法

 投稿者:河野 紘  投稿日:2008年 5月27日(火)02時07分25秒
編集済
   ご投稿を感謝いたします。震える想いで拝読いたしました。この掲示板の本来の目的(私の密やかな願い)に適う初めてのご投稿であったからです。この掲示板を是非とも鍼灸師法についての議論を深める場にしていきたいと考えております。
 私の基本的な考えは、鍼灸はすばらしい治療力を持った療法であり、西洋医学との根本的な差異は「気」の概念の有無であろうと思います。であるからこそ鍼灸師法が必要なのであります。しかし、西洋医学の進歩もめざましく治療家としてはこの知識も必要であります。これらを考え合わせると6年制の大学教育は必要なラインだといえると思います。
 鍼灸師に診断権はあるのか否かという問題に関してはあると断言できます。我々は東洋医学の診断に基づいて治療をしているのであって、診断権がないと治療は出来ません。ただ、現在の医療制度では、東洋医学的な診断名では保険が取り扱えないということです。
 同意書の撤廃は鍼灸医師とならなければありえないというのが私の意見ですが、同意書を廃止するためというより、鍼灸師として本当に力を発揮できるようになるためには6年は必要だろうと思うのです。骨接ぎやあん摩に関する知識は私自身不足していますが、鍼灸医師としてあん摩、気功を含めるか、東洋医師として韓医師のように湯液を含めるのかは議論のあるところだろうと思います。
 日鍼会の取り組みの進展状況は私にもよく分かりません。鍼灸医療推進研究会の参加など注目すべき活動がようやく始まったというところでしょうか。養成課程6年制への支持率など皆目見当も付きません。東京では「鍼灸師法制定へ向けて」のシンポジュームが行われたようですが、そういう機会を増やし、この掲示板のような場で議論を重ねていく以外、今のところ鍼灸師法制定へ向けての我々が取りうる有効な手段はないように感じています。貴方の投稿がきっかけとなり、議論が盛り上がることを念願しています。よろしくお願いいたします。
 

鍼灸師法

 投稿者:日鍼会会員メール  投稿日:2008年 5月26日(月)01時06分59秒
  突然の書き込みをお許し下さい。
関東の会員ですが、鍼灸師法推進について、河野先生のように

・鍼灸課程を6年にし、数年の卒後研修を課し、せめて歯科医師並にする
・海外に向けた日本の鍼灸技法の発信と、技術の知的財産権の確保

という、はっきりした目標を謳っておられる方は少ないように思います。
どうも、私のいる師会では、骨接ぎと兼業の先生達には、鍼灸医としての法整備は望まれない方が多いようにも感じます。盲学校から見ても、鍼灸医師の誕生は、青眼者との格差拡大に繋がる恐れもあり、あまり望まれていないように感じます。

ただ、私の私見ですが、

・鍼灸技法は、日本発の強力な医療技法として、今後も発展させ発信させねばならない
・骨接ぎは、技法的にも職業的にも、すでに社会的使命を終えており、今後統合されるべき
 (現行のままの資格継続はのぞましくない)
・盲学校は、盲人の減少と共に鍼灸の担い手としての役割を終えつつある。
 (再生医療の進展で、視覚障害は近未来にはほぼ解消されると考えられる。)

のが、のっぴきならない現実と思います。

骨接ぎや、盲学校のくびきから鍼灸を解き放って、鍼灸医師を誕生させるべきと思うのですが、
日鍼会の法制部会などは、どうもおざなりなものになっているのではないでしょうか。
ホネツギ並みの同意書撤廃などを目標に掲げているうちに、河野先生の言われるように、海外では技術の囲い込みが進み、江戸期以来我が国で確立してきた鍼灸技法が、知らない間にあちらの技法になっている、なんていう恐れが現実にあります(すでに灸の技術は、中国にすごい勢いで盗まれているように思います)。

とりあえずの同意書撤廃の為に全力を投入してよいものでしょうか?
本来、鍼灸に関わる診断権を確保して(鍼灸医師になって)、はじめて不要になるべきものが医師の同意書です。

お教えいただきたいのですが、
・河野先生のおっしゃる学制の6年制への改組方針は、どの程度支持を受けているのでしょうか。
・鍼灸医師の職掌には、どのような範囲を想定なさっておられるのでしょうか。

突然のお便りで大変失礼ではございますが、どうかお教えいただきたく存じます。
 

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