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人迎脈診論2

 投稿者:管理者  投稿日:2007年10月17日(水)19時26分10秒
編集済
  第2章 人迎脈の構成

 人迎脈の構成は 一、部位 二、配置 三、比較差 四、脈動数を以って構成されている。

一、部位

    人迎陽脈部

 人迎陽脈部とは、頚動脈拍動部で、古典説の足の陽明胃経の人迎穴である。故にその穴名を取って人迎部と名付けたのである。人迎部の左右穴は共に陽脈部といい、左右の陰陽部を分けるときは、左の人迎部を陽脈の陽部といい、右の人迎部を陽脈の陰脈部という。また浮沈の陰陽にも分けている。軽く按じた皮膚部にある脈は浮といい、強く按じた筋肉の部にある脈は沈という。この浮沈は一般の脈法と共通である。

    脈口陰脈部

 脈口陰脈部とは、手根関節内面の撓骨動脈部にあたり通称脈診部という三部九候部(六部定位)と呼ばれている処である。しかし人迎脈診部では当部を組み立てと応用上の関係から脈口部と名付けている。この場合の脈診には、三部を寸部、関部、尺部の三つに分けることなく、寸、関、尺の三部を一体とみて応用するのである。この点が難経脈診の六部定位と違っている点である。
 なお、左右の陰陽部を分けると、右手脈口部は陰脈の陰部といい、左手の脈口部は陰脈の陽部というが如くである。

二、配置

 配置とは、五臓六腑と十二経の脈診するところをそれぞれ分け定めるのである。即ち五臓は陰部で六腑は陽部でみるのである。次に人迎脈の配置を記す。

    六腑と六陽経の配置部

 六腑の胆腑、膀胱腑、胃腑、大腸腑、小腸腑、三焦腑と六陽経脈、手少陽三焦経、手太陽小腸経、手陽明大腸経、足少陽胆経、足太陽膀胱経、足陽明胃経は人迎陽脈に配置する。

    五臓と六陰経の配置部

 五臓の心臓、肝臓、肺臓、脾臓、腎臓、心包と六陰経の手小陰心経、手厥陰心包経、手太陰肺経、足小陰腎経、足厥陰肝経、足太陰脾経は脈口陰脈部に配置されている。

三、比較差

 比較差とは、前項の部位即ち人迎陽脈部、脈口陰脈部の両部位の脈動の状態を比較し、その比較差によって五臓六腑と十二経脈の生理状態を知るための基準方法である。比較差には二つの規定がある。一、比較差量、二、主経対経である。

     比較差量

 比較差の原則として、一倍、二倍、三倍、四倍と四段階に分けて定めている。分けた比較量とまた経脈を組み合わせると次になる。一倍は少陽経、厥陰経、二倍は太陽経、小陰経、三倍は陽明経、太陰経、四倍は少陽経、厥陰経、小陰経、少陽経、陽明経、太陰経の全経脈とに組み合わせ応用されるのである。

     主経、対経

 主経、対経とは、前の比較差によって、強大広か弱小狭の二つに分けて、その脈が人迎部にあるか、脈口部にあるかによって定められるのである。例えば、強大広脈が人迎陽脈部にあった場合は、人迎部を主経といい、対照の脈口部が弱小狭にあたるのでこの場合は脈口部を対経という。また、脈口部が強大広の脈を得た場合は、脈口部を主経といい、このときは人迎部が弱小狭に相当するので人迎部を対経というが如くにして主経と対経が定められている。

四、脈動数

 前項の比較量と経脈が一倍は少陽経、厥陰経、二倍は太陽経と小陰経の組み合わせである。あのままでは、手の経脈と足の経脈とが分けてないから、それを分けるため、この数を以って分けることが素問、霊枢でも「躁」字を以って決している。脈は臨床経験から割り出して、一分間に八十を界としている。以上の八十五,九十,百を打っているときは手の経脈とし、以下の七十五,六十,五十と打っている脈動のときは足の経脈となし、この二つに分けるのである。
 
 

感謝!

 投稿者:五十嵐 秀夫メール  投稿日:2007年10月15日(月)09時58分53秒
  人迎脈診論(1)を読みました。
貴師会の御労苦に感謝申し上げます。

こういう場に発表の機会を与えていただき、
故阿部大三郎先生も喜んでいると思います。

人迎脈診が1人でも多くの臨床家に役立てられますことを祈念いたします。
 

人迎脈診論

 投稿者:管理者  投稿日:2007年10月14日(日)16時52分53秒
編集済
   人迎脈診論  阿部 大三郎  (1)

 第1章  脈診と部位

 脈診は漢方診断の望・聞・問・切の四診中、切触診に属し、十二経脈の変化と証の虚実を診断するのに応用されている。この脈診によって、証を決定するのは脈診即ち診断と治療を結ぶためである。脈診の決する虚、或は実証の指針に従って補写の治療を行うのが古典医学の原則である。

      人迎脈の特長

 人迎脈診を臨床に応用する場合は他の脈診とは比較にならない大きな特長がある。
一、脈診の部位が頸部の人迎陽脈部と手の脈口陰脈部というように陰脈部と陽脈部とが完全に遠く離れていること。
二、後記配置の如く六腑と陽経脈は人迎陽脈部へわりあて五臓と陰経脈は手の脈口部へと陰陽を分けて配置している関係で脈診の際に陰と陽とを分ける精神的の労力が省けるのと、なを、その陰陽を分けるための誤診の恐れが全然ないことにある。
三、比較差という漢方脈診ただ一つの方法が定められているので脈診の際一人の患者の脈を甲と乙とが診た結果も違うというようなことは非常に少ないという特長がある。これは最後の脈診を決定する部位であるが、わずか人迎陽脈部と脈口陰脈部の二ヶ所に五臓六腑を分けた配置と、なを、比較量の一、二、三、四倍という五臓六腑と十二経と分ける方法が定められているからである。

      脈の形状(象)

 脈はだいたい丸い形象とみている。しかしその切口の断面を診るのではなく丸い側面から按圧してみるのである。脈の丸みの直径すなわち巾である。最小限度の糸の如きあり最大は電線のように広く太いものがある。例えば二分の一ミリ位のもの、3ミリや5ミリという大きな直径に感じる脈形があるというように一定ではない。

      脈の虚実と平の三脈

 なお、脈動には脈の打つ力の強と弱、その中間脈(平脈)の三つに分けられて強脈を実といい、弱脈を虚という。中間脈を平脈とに分ける。また、脈動の打つ力の強弱を次の如く解している。
 実脈は脈動の打つ力の強く反発するように即ちたたくように感じるとか、強く按じても切れないようなねばりある脈状を指して実脈といい、虚脈とは、打つ脈に力がなく弱くあたかも水に浸した綿を押すように感じる脈とか、これを按じてすぐきれるような脈状を指して虚というのである。
 以上の実脈と虚脈は両極端をたとえたものでその中間脈を平脈という。人迎部と脈口部が広狭大小、強弱の平等であった場合は主経、対経という。虚実に分けないで両部に共に実脈は両実といい、虚の場合は両虚というが如くに応用されているのである。

      主経の一,二,三,四倍について

 人迎部と脈口部の比較差が大小の面は平等の如くであっても、うつ脈動の力が強と弱の差があった場合は必ず強いと感じた方の部位を主経となし、弱い方は対経とに分けるのである。また脈動の強弱が平等と感じても、広狭大小の差を感じた場合も広大の方を主経となし、狭小の方は対経とに分けることは前者と同じである。

      主経脈の虚実について

 原典では、主経脈は盛という字を以って実脈として記載しているが、臨床追試の結果では主経脈にも虚脈のあることが明らかになっている。この点は原典で実脈となっていても之に従わず虚脈のあるものとみて現在の脈状にしたがって治療を行うことに注意すべきである。
 

人迎脈診論

 投稿者:管理者  投稿日:2007年10月13日(土)23時52分16秒
   五十嵐秀夫先生から、阿部大三郎先生の書かれた「人迎脈診論」をご送付いただきました。真にありがとうございました。今後4~5回に分けて掲示板に連載いたします。ご期待下さい。  

資料を発送しました

 投稿者:五十嵐 秀夫メール  投稿日:2007年10月11日(木)06時07分23秒
  早速、管理者様より返信を頂き、
10月10日午後に阿部先生からお預かりした人迎脈診論の資料1部をお送りしました。

コピーしてくださるようです。

近日中に何らかの対応が示されるのではないかと思います。
乞う、御期待!
(昨年に山形県鍼灸師会員全員へ本会学術部でコピーしたのを配布していただきましたが、
その後の会員各位がどの様に扱っているのかは不明です。)
 

Re:人迎脈診論の掲載について

 投稿者:微笑みの奇行師メール  投稿日:2007年10月 9日(火)09時38分24秒
  私も少々、そのことが気になっていました。
古典ならまだ良いのでしょうが、古典の解説や論となると不味い事も出てくるでしょうね。
しかも大切な資料を安易にお願いしてしまいまして、申し訳ありませんでした。

後は論文小冊子が必要な方は管理者様に個人的に連絡を取って、
コピーなりを手に入れるという方法が良いのかもしれません。
 

人迎脈診論の掲載について

 投稿者:五十嵐 秀夫メール  投稿日:2007年10月 9日(火)00時46分54秒
  阿部大三郎先生が執筆なさった人迎脈診論をここに書き写す件について
掲示板の管理者へメール送信し、
許認可の連絡を現在お待ちしています。

かなりの長文がここを占有することにもなり、
ご迷惑がかかると思います。

いっそのこと、この論文小冊子を管理者に送り、
掲載していただけないか、も打診中ですので、
少々お待ち下さい。
 

間違いでしたか

 投稿者:微笑みの奇行師メール  投稿日:2007年10月 6日(土)14時49分27秒
  申し訳ありません。
曖昧な記憶で書いてしまって反省しています。

「人迎脈診」を私が理解できるか全くもって不安ですが、
他に期待されている方もおられるでしょうからお願いしても宜しいでしょうか。
 

内傷・外邪を見分ける?

 投稿者:五十嵐 秀夫メール  投稿日:2007年10月 6日(土)01時55分31秒
  >人迎・気口脈診とは関前一分で診る脈診の事ですね。
>私は全くしていませんが、確か、内傷・外邪を見分ける方法だったと記憶しています。
>左右のどちらの異常でどうだ、ということは忘れてしまいました。

やはり?というか、
人迎・気口の脈診、略して人迎脈診のことはご存じない様子です。

「関前一分」もしくは「関前部で診る」というのではなく、
寸・関・尺に当たる部分は全て「気口」です。

右手の気口と左手の気口を触れて、脈の強い方を押さえ、
次に母指と人差し指で左右の人迎部を押さえて、
人迎部と気口の脈圧を比較し、
人迎部が気口より1.5倍くらい強いときは人迎一盛、
人迎部が気口より2倍くらい強いときは人迎二盛、
人迎部が気口より3倍くらい強いときは人迎三盛、
とし、
気口部の脈圧が人迎部より1.5倍くらい強いときは気口一盛、
気口部の脈圧が人迎部より2倍 くらい強いときは気口二盛 、
気口部の脈圧が人迎部より3 倍くらい強いときは気口三盛、
として主経となる脈を診るのです。

続いて、患者の脈拍数が81以上か、81以下であるかにより
主経と対経を決めて、それぞれの経絡にに補法・瀉法を施して治療をします。

私が知っている「人迎脈診」とは、そういうものなのですが、、、、

阿部大三郎先生が山形県鍼灸師会に残された「人迎脈診」という小冊子がありますが、
ここに少しずつ書き写しましょうか?
 

(無題)

 投稿者:微笑みの奇行師メール  投稿日:2007年10月 5日(金)09時55分54秒
  面白いお話をありがとうございました。

人迎・気口脈診とは関前一分で診る脈診の事ですね。
私は全くしていませんが、確か、内傷・外邪を見分ける方法だったと記憶しています。
左右のどちらの異常でどうだ、ということは忘れてしまいました。

という事は、先生の書かれたことから推測するのに、全ての人に外邪が影響していると考えると天変地異が起こる事も予測できたのかな、とも考えられますね。


1995年に起こった阪神大震災後、あの辺りには腎虚が増えたという事でした。
これはかなりの恐怖(内傷)が影響したためと考えられますが、その前日ぐらいには違った脈になっていたかも知れませんね。
 

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